マテオ・レテギのプレースタイル解説:アルゼンチンからイタリア代表への異色の道

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アルゼンチン出身ながらイタリア代表として活躍するストライカー、マテオ・レテギ。伝統的なセンターフォワードとしての特長と、2023-24シーズンの活躍を詳しく解説します。


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基本情報

項目詳細
選手名マテオ・レテギ(Mateo Retegui)
生年月日/年齢1999年4月29日(25歳 ※2024年現在)
身長186cm
国籍イタリア、アルゼンチン
ポジションセンターフォワード(CF)
所属クラブアタランタBC(イタリア)
市場価値2,800万ユーロ ※2024年10月18日時点 (transfermarkt.jp)

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プレースタイル

伝統的なセンターフォワードとしての強み

マテオ・レテギは、「昔ながらの9番」と称されるようなプレースタイルを持つ選手です。特に空中戦の強さは彼の大きな武器で、ヘディングでの得点能力はセリエAでも屈指のものです。身長186cmの長身と強靭なフィジカルを活かし、セットプレーやクロスボールの際に絶対的な存在感を発揮します。また、ペナルティエリア内でのポジショニング能力が高く、ゴール前での動きはディフェンダーを困惑させます。

ゴールへの嗅覚と多彩なフィニッシュ

レテギの最大の武器は、その得点感覚です。彼はペナルティエリア内での冷静な判断力を持ち、わずかな隙間を突いてシュートを放つことができます。右足、左足の両方でシュートが打てるため、どの方向からも得点を狙えるのが特長です。また、ミドルシュートでも威力と正確性を兼ね備えており、ゴール外からの得点も狙えます。相手ディフェンダーに囲まれた状況でも冷静にプレーし、チャンスを確実にものにする能力は際立っています。

守備での貢献と前線からのプレス

攻撃面での能力だけでなく、レテギは守備でも高い貢献を見せます。前線からのプレスを積極的に行い、相手ディフェンスラインにプレッシャーをかけ続けます。この働きにより、相手のビルドアップを妨害し、チーム全体の守備力向上に寄与しています。このようなハードワークの姿勢は、監督やチームメイトからの信頼を得る要因となっています。


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エピソードとハイライト

アルゼンチンからイタリア代表への異色のキャリア

マテオ・レテギはアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、幼少期はサッカーだけでなくホッケー選手としても活動していました。家族がホッケーの強い影響を受けていたため、彼のキャリアのスタートは一風変わったものでした。しかし、10代になるとサッカーに専念するようになり、ボカ・ジュニアーズの下部組織に加入しました。

レテギの国際的な注目を集める転機は、2023年に訪れました。母方の祖父がイタリア出身であることから、イタリア国籍を取得していた彼は、イタリア代表監督ロベルト・マンチーニから招集を受けます。同年3月、イングランドとのEURO2024予選で代表デビューを果たし、デビュー戦でいきなりゴールを決めるというインパクトを残しました。その後、マルタ戦でも得点を挙げ、代表キャリアのスタートを鮮烈に飾りました。

2023-24シーズンでの活躍

2023年8月、レテギはセリエAのアタランタBCに移籍しました。この移籍はイタリア国内外で注目を集め、彼がヨーロッパでその能力を証明する大きなステップとなりました。シーズン序盤からゴールラッシュを続け、12試合で11ゴール3アシストという驚異的な成績を記録。これにより、チーム内外から「イタリアの新たなスター」として期待を寄せられています。

特に、ユベントスやインテルといった強豪クラブとの対戦でもゴールを決め、ビッグゲームでの強さを証明しました。また、アタランタの攻撃を牽引する役割を担い、チームの上位進出に大きく貢献しています。


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まとめ

マテオ・レテギは、アルゼンチンでの経験とイタリア代表としての活躍を通じて、独自のプレースタイルを築いてきた選手です。伝統的なセンターフォワードとしての得点能力だけでなく、守備やプレスへの貢献も評価される万能型のフォワードと言えます。2023-24シーズンの活躍からも分かるように、彼は現在、キャリアのピークを迎えつつあります。イタリア国内リーグでの成績に加え、代表戦でのさらなる活躍が期待される彼の未来に注目です。

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